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対面のあとは、再びふたを閉めてくぎを打ちます

くぎ打ちの儀は、遺体の頭のほうから、喪主、遺族、親族と、血縁の深い順に小石で軽くトンと1回ずつ打ちます。この小石は、三途の川の石を意味しており、故人が無事に川を渡れるようにと祈りを込めて打つものです。その後は、葬儀社の人の手で完全に打ち込まれます。出棺のときは、6人の近親者の手で霊柩車に棺を運び出すときは、頭のほうを先にする地方もありますが、一般的には足のほうから運びます。遺族、親族など血縁の深い男性やゆかりの深い男性が玄関まで運び、そこからは葬儀社の人や手伝いの人たちの手で霊柩車まで運ぶのがしきたりです。運ぶ人の数は6人とされています。玄関を出るときは、位牌を持った喪主を先頭に、遺族のひとりが遺影を胸に抱えて続き、その後に棺が運び出されます。霊柩車に棺をのせるときも、足のほうを先にして、静かに搬入します。遺族は、出棺のあいさつをするために、会葬者のほうを向いて並びます。

「老いの入り舞い」という江戸時代の表現

「老いの入り舞い」という江戸時代の表現がある。入り舞いとは、舞い終わって退場する直前に引き返して舞うことであり、高齢者の最後のステージでの活躍ぶりを示している。役者の最後の花道に相当している。そしてそれは老後になって人生をゆったりと楽々と過ごすことにも通じている。江戸時代にさかんに用いられた「老いの入り舞い」は、現代社会にも決して無縁ではないだろう。むしろ高齢社会であるがゆえに「老いの入り舞い」の付加価値が高まっているのである。冠婚葬祭でいうなら、祭の部分に、これまでなかった祝事がより強調されてくるのである。それは壮年期における年祝いの一つである、厄年の祝いに反映しているとみることができるだろう。そして現代社会では、高齢者の長寿儀礼がその延長線上に明確な折り目をつけるに至ったのである。

年配の人がチェックする動作とは

当日雨が降って漏れていたら、ハンカチなどで拭いておきます。濡れネズミで玄関に入るのは厳禁。傘も水滴を切ってキチンとたたみます。マンションだからといって、傘をドアの外に置いてはいけません。中に持って入るように。マンションのドアの外は公共の場なのです。玄関に入ったら、最初に彼が、「こちら○○さんです」と紹介してくれるはず。すかさず、「今日はお招きくださいまして、ありがとうございます」と頭を下げて挨拶します。そして、靴を脱ぎ上がります。上がったら、必ず靴を自分で揃えること。ですから、後向きに上がることはありません。普通に上がり、靴の向きを変えればいいのです。年配の人は、案外こんな動作をチェックしがち。